雑多なことだらけですが、一定のボリュームのあるテーマができましたら、切り離して別ブログにする予定です。

眠りと記憶

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ぐっすりと適切な時間眠ると効率良く学習でき記憶力が向上する理由

gigazineに載っていた記事
https://gigazine.net/news/20141114-sleep-learning-memory/

結局は、キチンと眠らないと脳の働きに影響するということ。
徹夜で勉強する、徹夜で仕事をする、というのはナンセンスということ。

健康維持には適切な睡眠時間と質の高い睡眠が大切というのは、経験則から理解できるものですが、睡眠が学習能力や記憶力といった脳の機能にどのような影響を与えるのかを調べた研究や実験は繰り返し行われており、研究の詳細や結果を知れば知るほど睡眠の重要性に気づかされます。

Sleep, Learning, and Memory | Healthy Sleep
https://healthysleep.med.harvard.edu/healthy/matters/benefits-of-sleep/learning-memory

ハーバード大学医学大学院の研究によると、睡眠時間が足りなかったり、睡眠の質が低かったりする人は集中力に欠け、効率よく学習できないことや、睡眠が記憶の固定化に関して重要な役割を持っていることがわかっています。記憶の固定化とは短期記憶が長期記憶になることを示しており、例えば、作成したばかりの新しいメールアドレスはすぐに忘れてしまう短期記憶ですが、何度も使用するうちに暗記してしまい長期記憶へと変わり、これが記憶の固定化と呼ばれるものです。

学習能力や記憶力に関するメカニズムは完全には解明されていませんが、学習および記憶力は収集・固定・想起という3つの要素から成り立っていると仮定されていて、「収集」は脳が新しい情報を取り入れること、「固定」は記憶が安定すること、「想起」は脳に保存された情報を取り出すことをそれぞれ意味します。また、収集と想起は体が起きている状態のときのみ発生しますが、記憶の固定は睡眠時にだけ発生するそうです。

寝ている間にだけ発生すると言われている記憶の固定に関して、レム・ノンレム睡眠時という2種類の睡眠ステージでも記憶の固定化は同じように発生するのかを調べた実験も行われ、体が眠っているのに脳が起きている状態のレム睡眠が、新しい情報を取り入れる「収集」に大きな役割を持っていることが確認されています。

レム睡眠と反対に体と脳の両方が眠っている状態のノンレム睡眠が学習能力に影響を与えることも判明しています。ノンレム睡眠は眠りの深さの程度によって4段階に分けられており、その中で最も眠りが深いレベルである徐波睡眠は、脳に保管された中でも新しい情報にアクセスして固定化する、つまり新しい情報を長期記憶へ変える作用があるのですが、その過程において、徐波睡眠が事実と経験を保持する宣伝的記憶という記憶の一種に大きな影響を与えているとのこと。ただし、徐波睡眠が宣伝的記憶にどのような影響を与えているのかは、いまだに研究が続けられているところです。

睡眠ではなく睡眠不足が学習能力や記憶力にどのような影響を与えているかを調べる研究も多数進められていて、起きている時間が長かったため過剰に活動し続けた神経細胞が情報を適切処理することができなくなり、その結果、集中力・注意力・危険察知能力が低下し、記憶したり思い出したりすることが困難になってしまうことがわかっています。

量と質が伴った睡眠は学習能力と記憶力に補助するような働きがあり、反対に睡眠不足は何のメリットももたらしません。世界には短い睡眠時間でも健康状態を保てるショートスリーパーという人がいますが、効率良く学習し、記憶力を安定させるには、適切な睡眠時間と質の高い睡眠が必要なのは明らかです。

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