雑多なことだらけですが、一定のボリュームのあるテーマができましたら、切り離して別ブログにする予定です。

単語対策(語源、前置詞、動詞)

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英単語を日本語と一対一で覚えるのは一定の効果はあるが、発展的に覚えることができない。未知の言葉が出てきたり、造語が出てきたときには、全くのお手上げになるからである。

英語などの欧米言語で使われるアルファベットは、音をあらわす表音文字として習うので、組み合わせによって単語が出来上がっているとは習わない。そのため、単語帳を使った暗記に走ることになる。日本の英語教育の弊害部分だと思う。

だが、実際には、英語単語の多くは「接頭辞+語根+接尾辞」の組み合わせで出来上がっている。

漢字と同じ仕組みである。漢字は部首の組み合わせによって、一つの文字を構成されている。部首を覚えれば、なんとなく何を指しているのかが分かることがある。

それと同じで、英語も「接頭辞」「語根」「接尾辞」のそれぞれを覚えれば、なんとなく何を意味しているのかが分かるようになる。

そうした本がないだろうかと思っていたところに語源に注目して、さらにイメージで訴求する本が出たので手に取った。

時間をかけて使うものであり、常に持ち歩くとなると、かさばらない持ち方ががいい。今回の3冊はKindleに入れることにした。

「英単語の語源図鑑 」

各チャプターには最初に、1つまたは同種の「接頭辞」を取り上げ、接頭辞の意味を解説している。その「接頭辞」を共有する単語を示し、次ページで同じ接頭辞を持つ語を挙げて、「語根」と「語根」を共有する単語を解説している。

「語源」とは、漢字の偏(へん)・旁(つくり)などにあたるもの。たいていの英単語は、「接頭辞」「語根」「接尾辞」 の3つの「語源」に分解できる。

実際に収録されている単語は1,000語くらいだが、各語源を覚えることにより、10,000語レベルに対応できるようになる。10,000語レベルは、ノンネイティブとしては高いレベルになる。ちなみに、 ネイティブは20,000~35,000語、ノンネイティブは2,500~9,000語というのが平均値。

単語を覚えるうえで効果的であるのは間違いないが、時間がかかるので、受験生には不向きである。学生であれば、低学年の早い段階から手を出すべき性質のものである。

大学生や社会人など時間の制約が少ない人には向いている教材だと思う。

「核心のイメージがわかる!前置詞キャラ図鑑」

感覚的につかみにくい前置詞を、感覚で捉えるための一助になる。

例えば、onの持つ根本的なイメージ。受験生時代にはonの使い方で苦しめられたが、予備校のある講義を通じて、onのイメージがつかめたので、だいぶ楽になった経験がある。

イメージでつかむのは大事である。

閑話休題

四半世紀前の大昔に、お茶の水にある大手予備校の英語を担当していたO講師が前置詞をイメージでとらえるという講座を開いた。

当時としては革新的で実験的な講座だった。他の予備校で聞いたことがなく、そうした類の参考書をまだ見かけない時代だった。実験的な講座だったので、夏期講習で開講された。

面白かったのだが、当時は時間の制約の関係で、復習まで手が回らなかった。だが、いくつかの前置詞において、感覚をつかむことができた。

前置詞は、日本語と正確に対応するわけではない。だからこそ、感覚で捉えないと、誤って解釈することになる。

イメージで捉えるということなので、感覚として体に染みつかせる必要があるのだが、そのためには時間をかけないといけない。

受験生の時には時間がなさ過ぎたので、あきらめたが、O講師の考えは正しいと思った。

言葉は、学者になるつもりがなければ、論理的に使うものではない。日本語を母語とする人で 感覚的でなく論理的に日本語を使う人がどれだけいるだろうか。

母語ですら感覚的に使うものである、であれば、外国語も同様であって何がおかしいだろうか。

感覚的に言葉を使うのは、正確ではないから嫌だと言う人がいる。だが、正確な日本語を使える日本人がどれだけいるだろうか。

言葉というものは、日常の中では所詮感覚で使うものである。イメージで使うものである。

だからこそ、言葉をイメージや感覚をつかむ学び方は重要だと思う。学ぶための一助となるのであれば、どのような媒体であれ、使ってみるがのいいと思う。本である必要はない。画像でも、音声でも構わない。

「核心のイメージがわかる!動詞キャラ図鑑」

こちらも感覚で捉えるための一助になる。

持ち歩きにはタブレットがおススメ

個人的に使っているのはKindle Fire

書籍に特化した電子リーダーでもいいのだが、画像や音声にも対応できる拡張性が魅力なので、個人的にはこちらの方がいい。

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