絵のがシンプルながらきれいで洗練されている。
「おっ おー」
巣からおちて、まいごになったちびフクロウ。
リスが助けに来て、ちびフクロウのかあちゃんを探す手伝いをしてくれるが・・・
「だいじょうぶ。 おいらが かあちゃんを みつけてやるから」
「で? きみの かあちゃんは どんなかんじ?」
「ぼくの ママはね、すごーく おおきいんだ。 こーんなに」
場面場面に隠れているかあちゃんのヒント。
教えたわけではないのに、うちの子は、隠れているかあちゃんやクマやウサギ、カエルを指さす。
わかっているのか、なぁ?
「ちょっとだけまいご」
作: クリス・ホートン
訳: 木坂 涼
クリス・ホートンはアイルランドのダブリンで育った。
「ちょっとだけまいご」は19の言語に翻訳されている。
絵本作家の前は、世界を旅してウェイターや英語講師などさまざまな職業を経験。
香港滞在中に、新聞のイラストを描き始めたそうだ。
ネパールでフェア・トレードに関心をもち、ロンドンで、People Treeに勤務。
2007年にアメリカのタイム誌のデザイン100に選ばれた。
2011年にアイルランドを代表する児童書に贈られるビスト最優秀児童図書賞とともに、新人作家を対象とするエイリース・ディロン賞を同時受賞。